わたし「いつものように自然に立っていてください」

Aさん「はい」

 

わたし「まず、左脚が短くなっていますが左脚に何か自覚症状はありますか」

Aさん「え?短い?でも学生の頃にスキーで左膝を怪我しました」

 

わたし「なるほど。左脚にうまく体重がのっていない可能性がありますね。ちょっとそこまで歩いて戻ってきてください」

Aさん「はい」

 

わたし「やっぱり、左脚にうまく体重がのっていません。お尻は右に大きく移動しています。ちょっとスマホを出してください」

Aさん「え!?初めて言われました。今出します」

 

こうした光景はよく出くわしますが

スマホでAさんの歩き方を撮影して説明すると

 

Aさん「たしかに言われれば分かります」

ここで私はややオーバーにAさんの歩き方を真似て

わたし「これで毎日歩いたらどこが疲れそうですか」

Aさん「左脚が疲れてきそうです(笑)」

 

わたし「そうです。ここまでひどくないですが、このクセが左脚にストレスを生んでいる可能性はありますよね」

わたし「しかもこの脚の上にある胴体がこうやって捻じれていますが、これがまっすぐに近づけばどうなると思いますか」

Aさん「左脚の負担が減ります」

 

わたし「そうです!胴体がまっすぐに近づけば左脚に体重がしっかり乗ります」

わたし「そうやってこのように歩けたら、長い目で見ても良くないですか」

Aさん「はい!どうしたらいいのですか」

 

わたし「今から一緒に何が問題で、どうしたらよいのかを探していきたいと思います」

わたし「これにはAさんが身体を通して感じたことを私に言っていただく必要があります」

Aさん「どういうことですか」

わたし「今からいろいろ身体を動かします、どっちが良いかと聞くこともあります」

Aさん「はい」

わたし「もし、良い方が分かったら教えてください。分からなければ、分かりませんとしっかり教えてください」

わたし「分からないけど、こっちかな?とか、分からないのが恥ずかしいから適当に答える事はしてほしくありません」

Aさん「わかりました」

わたし「実は私も自分でどっちがいいか分からないことがあります。それが普通です。なので分かったら教えてください」

Aさん「そうなんですね(笑)なら気楽にできそうです」

わたし「気楽にやる事が大切です。もちろん動きをみて私も確認します。こうやって一緒に問題を探していきましょう。宜しくお願い致します。」

Aさん「なんか今までやったことないので楽しみです」

 

私が初診でメディカルチェックをする人には必ず

こんな流れの話をしています

そしてこの内容は非常に重要なんです

なぜなら、受け身的な思考を断ち切る1つの方法になるからです

 

身体の不調を改善させる第一歩は

治療してもらうという考えを

まずは捨てることにあります

 

自ら治すという考えが大切です

私はそのサポートをするだけなのです

 

治療がマッサージというイメージの人も多くいますが、

それは受け身的であり一時的なのです

やはり自分で治すために行動するしかないのです

 

その方法を一緒に探すので

治療も自ずと能動的なことが多くなります

 

施術も良い方向がわかれば必ず反対のこともして

やっぱりこっちだとお互い納得できるようにします

納得してくれれば気づくのです

この気づきは行動を与える助けになります

 

だからこそ姿勢と歩き方を専門家にみてもらうって

とっても大切だと感じています

 

普段の姿勢と歩き方のクセでどんな問題が生まれやすいのか

どうすれば予防や改善が図れるのか

その気づきがあっただけでも、たまに意識にのぼるのです

 

「あ、いかんいかんこうやって体をたまに動かせって言われたな」と

 

その普段の運動がきっかけでいろいろな運動ができるようになったりして

楽しくなれば身体は良い方向へ向かうと思っています

 

やはり自分で身体を動かして

自分で治すという能動的な考えが大切です

 

動きの質を高める事は人生の質を高める事につながるのです

 

姿勢と歩き方の改善に特化した鎌倉の整体院

動きのこだわりテーションに

何かお困りごとがありましたらご相談くださいませ(*^-^*)