みなさん、こんにちは!
毎月恒例となっている湘南コンディショニングコーチズの勉強会、今回は「講演139:肩関節の触診と施術」というテーマで開催いたしました。
今回の勉強会で特に強調してお伝えしたのは、「骨と軟部組織の丁寧な触り分け」と、解剖学を「2次元から3次元へと落とし込む重要性」です。
1. 骨を丁寧に触り分けることで見えてくるもの

肩関節は、鎖骨・肩甲骨・上腕骨という3つの骨の複雑な形状と位置関係によって成り立っています。
施術において、まずはこれらの骨の形や位置関係を正確に「触り分ける」ことがすべての基本です。骨の位置が正しく把握できて初めて、そこに位置するたくさんの軟部組織(筋肉や腱など)を1つひとつ的確に触り分けることができるようになります。
2. 解剖書(2次元)と実際の身体(3次元)の違い

例えば、肩のインナーマッスルである「棘上筋(きょくじょうきん)」の触診を例に考えてみましょう。
教科書や解剖書は「2次元(平面)」で描かれています。そのため、本の中のイメージだけで棘上筋を操作しようとすると、どうしても「うちわを仰ぐような運動」になってしまいがちです。しかし、実はこれではあまり操作することができません。
一方で、身体を「3次元(立体)」として捉えて触診ができるようになると、大きな違いが生まれます。
棘上筋をターゲットとして明確に操作し、他の組織とは別に(分離して)動かすことができるようになるのです。

3. たった1つの筋肉でも、施術効果は全く変わる
筋1つをとっても、「2次元のイメージで触るのか」「3次元で捉えて個別に触り分けるのか」によって、同じ時間の施術であっても得られる効果は全く異なります。
- ターゲットの組織を正確に捉えられているか
- 他の組織と分離して動かせているか
この触診精度と技術の違いこそが、臨床での大きな成果につながります。
4. 実技形式でたくさんの施術方法を共有

勉強会では、これらの理論を伝えるだけでなく、実際の施術方法を実技形式でたくさんお伝えしました。
参加されたみなさんと手を動かしながら、タッチの差で筋肉の動きや施術効果が変わる感覚を共有できた、大変実りある時間となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
これからも日々の臨床に直結する学びを深め、より高い効果を出せる施術を追求していきましょう。
