姿勢を学ぶと必ずと言っていいほど
ケンダル(Kendall)の姿勢分類にたどり着きます
この姿勢分類は立った姿勢を横から観察したとき
4つのタイプに分類することができるというものです
この4つのタイプは理想とされる姿勢(ニュートラルな姿勢)に比べて
背骨がどうなっているのかを見ています
これによって骨格の歪みだけでなく
筋肉の状態や動きの癖
あなたの身体特性
行動体力や防衛体力…
などの重要な情報が得られます
このため当院ではまずあなたの姿勢が
どのタイプかを分類することから始めます
自分のタイプがどれなのかを知ることは
ニュートラルな姿勢に近づく運動方法を知ることができ
普段のパフォーマンスを高めるだけでなく
加齢に伴って生じる姿勢変化の進行を予防することが可能となるため
予防医療の観点からも重要だと考えています
さて、姿勢は気になるけど
自分の姿勢が具体的にどうなっているか分かりますか
他人のふり見て我がふり直せというように
自分自身の事はなかなか見えないもので
姿勢においても同じことが言えます
よく遠くからヒトの姿勢を観察しても
そのヒトが何歳くらいで
どういった性格なのかを想像することができます
これは姿勢という形と体の機能が相関関係にあるからであり
かつ心と体は同等に影響し合うという
身体ルールがあるから想像できるわけです
でも自分自身では自分の姿勢がどうなっているのか
分からない事の方が圧倒的に多いと思います
もちろん私も自分の姿勢がどのタイプか分かりませんでした(*^-^*)
これは私たちヒトの脳と
体の神経回路がそのように創られているからです
いずれにしても自分自身では
姿勢がどうなっているか分からないからこそ
専門家にどうなっているのかを診てもらうことは
とても重要だと思います
医療機関ではレントゲンやMRI
そして血液検査などを基に体の状態をチェックします
それと同じように、自分の体の姿勢がどうなっているのかをチェックしてみませんか?
たくさんの気づきが得られると思いますよ(*^-^*)