
みなさん、こんにちは!理学療法士の土屋元明です。
今回は、鎌倉で定期開催している勉強会「第141回:足関節の解剖と触診と治療」の様子をお伝えします。
いつも会場をお借りしている、鎌倉の「湘南コンディショニングコーチズ」益田先生のもとに地域のセラピストが集まり、今回も互いの身体を治療し合いながら深い学びと実践を行いました。
1. 荷重時・背屈時の「足関節痛」にどう向き合うか?
今回のテーマは、臨床でも遭遇することの多い「足関節の荷重時痛(特に背屈時の痛み)」に対する評価と治療です。
足関節の詰まり感や痛みは、単に「硬いから伸ばす」といった大雑把なストレッチだけでは解決しないケースが多々あります。
重要なのは、関節を構成する皮膚、皮下組織、靭帯、筋肉、関節包といった「各組織を正確に触り分けること」です。
2. 各組織の触り分けと、適切な操作・アプローチ
勉強会の前半では、足関節周囲の細かな解剖学的構造を確認し、1つひとつの組織を丁寧に触診する練習を行いました。
- 解剖学的構造の再確認:骨標本や解剖図だけでは見えてこない立体的な位置関係の把握
- 組織の触り分け:ターゲットとする組織(筋肉、腱、靭帯など)をピンポイントで捉える触診技術
- 組織ごとの個別操作:組織間の滑走性を引き出すための適切なアプローチ手法
それぞれの組織に対して適切な操作を加えることで、滑走性が生まれ、関節本来のスムーズな動きを取り戻すことができます。
3. その場で痛みと制限を取り合う!実践的なハンズオン
理論を整理した後は、参加されたセラピスト同士でペアを組み、実際にお互いの足関節の評価と治療を実施しました。
「荷重をかけたときにどこで痛むか」「背屈のどこで制限がかかっているか」を細かく評価し、触り分けた組織に対してアプローチを行うと、その場でお互いの痛みや可動域制限が劇的に改善する変化を体感することができました。
セラピスト自身が手応えと変化をその場でリアルに実感できることが、この勉強会の醍醐味でもあります。

4. 明日からの臨床に、1つでも多くの役立つ知見を
今回お伝えした評価の手順やアプローチ内容は、明日の臨床からすぐに実践していただける内容ばかりです。
私たちが共有した知識や技術が1つでも臨床現場で活かされ、それがより多くの患者様・クライアント様の痛みの改善につながることを心から願っています。
ご参加いただいたセラピストの皆様、そして会場をご提供いただいた益田先生、今回も本当にありがとうございました!
医学的視点をすべての人の日常に。土屋元明でした。
