ひざに痛みや違和感があり、なかなか症状が改善しない人の特徴、前回は「おさらが動かない」をご紹介しました。
今回はひざが「伸びない(しならない)」という特徴をご紹介します。
もし、あなたがこの特徴に当てはまっていたら、簡単な体操を紹介していますので行ってみてください。
少しでも改善するようであれば、早めのリハビリをお勧めしています。
早速ですが、私の著書である「ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る」で紹介している、特典映像をご覧ください。
ひざの伸び具合を、ここでは「しなり」と表現しています。
あなたのひざは、左右差なくしっかり伸びていましたか??
私は変形性膝関節症と診断され、人工膝関節置換術という、ひざの手術をされた方のリハビリを、多く担当してきました。
総合病院や、人工関節センターでのリハビリ経験を通して、手術するひざ、手術しないといけないひざは皆、「曲がっている」のが特徴として挙げられます。
多くの方はO脚に目がいきがちですが、それよりも医療者は、ひざが伸びずに「曲がっている」ことの方に目を向けています。
そして、手術をする人もしない人も、リハビリではひざを「伸ばす」ことを重要視しています。
理由は簡単で、ひざが伸びると、その場で痛みが改善するだけでなく、筋力も発揮できるようになり、体にかかるストレスが大きく改善するからです。
実際、私はひざが痛い人に対しては、必ずひざが伸びるようにアプローチし、インソール(入谷式足底板)もそれができるような状態に作成をしていきます。
ひざが曲がった状態で生活を続けることは、体にとって大きなストレスになり、ひざだけでなく他の関節痛の要因にもなります。
また、加齢とともに姿勢は変化し、ひざもだんだんと曲がってきます。
そして、この進行を可能な範囲で予防することが健康づくりにおいても重要です。
事実、100歳を過ぎても、杖なしでピンピンしている方を私は知っていますが、この方の歩行を見てください。
加齢とともに姿勢は変化し、ひざは構造的に曲がっていますが、しなりをチェックすると、100歳を過ぎているとは思えないほどの伸び具合です(^-^)
もし、ひざの痛みを自覚していたら、左右差なくしっかり伸びているかをまずはチェックしてください。
早めの予防が大切なので、伸びていなければ映像のようにケアをしてみてください。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。