姿勢はすがたのいきおいと書きます
この姿勢の定義をご存知でしょうか
姿勢は「物体の回転運動の状態を表す物理量」と定義されています
回転?物理量?難しそう…と思っちゃいけません
イメージできれば簡単♪
「すがたのいきおい」は「回るいきおい」♪
ということで、楽しい物理学の内容です(*^-^*)
物理学とは物事の普遍的な法則を理解する学問です
この学問に私は身体の動きの本質を理解するヒントがたくさん隠されていると思っています
姿勢は物体の回転運動の状態を表す物理量と言いました
物体はあなたの体
回転運動の状態は歪みやクセ
物理量は度合い
まとめると
姿勢は体の歪みやクセの度合いとなります(あくまでイメージとしてですが)
つまり自分の姿勢が分かるとは
自分の体の歪みやクセの度合いが分かることであり
私が姿勢のチェックをするときは
体の回転運動の状態をチェックしているのです
これが姿勢の本質になります
この回転運動の状態が理解できれば
あなたがどのようにして動くのかを
私は予測することができます
これは私たちの骨格構造の多くが円運動になるように作られているからです
動作においてそれぞれの関節は必ず回転運動が起こります
そしてこの回転運動が集合して
「歩く」といった動作(並進運動といいます)が生まれているのです
私は姿勢をみて回転運動がどう起こるかを予測し
体の歪みやクセの度合いが
普段の動きに悪影響を与えていないか
実際の歩行でいつも確認しています
一部の体の歪みやクセの度合いが強い場合
その部位の回転運動が過剰、あるいは不足していることになります
すると他の体の部位でそれを補おうとしたりします
この場合、最初は無自覚で無症状でも
やがて何らかの症状(肩こりや腰痛、膝痛など)が出現する可能性が高くなります
残念?な事に
真っすぐで理想の姿勢をした人は存在しません
皆それぞれ癖があります
私が姿勢を評価する時にはまず4つのタイプに分類します
(その後さらに4つのタイプに分けますが)
私はまず
ロードシス
カイホロードシス
フラットバック
スエーバック
この4タイプに分類します
どのタイプか分かれば
真っすぐで理想の姿勢の方向にもっていく
運動方法が分かるのです
姿勢をまっすぐ綺麗にするには
それぞれやり方が違うのです(知っていましたか?)
例えばスエーバックの姿勢は
背中が丸くなる回転運動と
おしりが前に移動する回転運動が起こります
このため、この回転運動とは反対の
回転運動を与えるような運動ができれば
真っすぐで理想の姿勢に誘導することができます
この時
実際にスエーバックなのかを
回転運動を与えて
チェックし判断をすことが大切です
スエーバックの姿勢が助長する回転運動を与えると
動きが綺麗に流れなくなります
反対にまっすぐの姿勢になるように回転運動を与えると
動きが綺麗に流れるようになります
姿勢は物体の回転運動の状態を表す物理量であり
あなたの体の歪みやクセの度合いです
そして体がまっすぐになる回転運動の与え方が分かれば
それを毎日体操として取り入れることが大切になります
体が柔軟で真っすぐで綺麗に流れる動きは
とても軽やかで心もスッとなるのではないでしょうか
姿勢って大切ですね(*^-^*)