先日、横浜呉竹医療専門学校の学生や新人セラピストの皆様に向けて、特別授業を行ってきました。
テーマは「教科書では学べない『足部・足関節』の評価と治療 〜新人が苦渋する『痛み』をどう考えるか〜」です。

教科書だけでは、患者さんの「痛み」は取れない

「学校のテストは合格した。でも、いざ臨床に出たら患者さんの痛みが取れない…」
これは、私を含めてほぼすべての新人セラピストが経験する臨床の大きな壁です。

足は唯一地面と接している部分であり、私たちの歩行や姿勢を支える非常に重要な土台です。
しかし、実際の臨床現場で出会う痛みは、決して教科書通りにはいきません。
なぜなら、実際の痛みには様々な要素が複雑に絡み合っているからです。

  • 組織が傷ついている痛み(侵害受容性疼痛)
  • 神経のトラブルによる痛み(神経障害性疼痛)
  • 痛みに過敏になっている状態(痛覚変調性疼痛)

教科書の知識だけでは、目の前のリアルな「痛み」は解決できないのです。

「エコー×触診」で見えない痛みの原因を探る

今回の授業では、臨床1年目から結果を出し、患者さんに「この先生は違う」と信頼されるための実践的なノウハウをお伝えしました。

特に強調したのは、エコー(超音波画像観察装置)を活用した病態評価と、的確な「触診」の融合です。

足首の奥にあるクッション(距骨前脂肪体)や、アキレス腱、靭帯などの構造をエコーで正確に捉えます。
身体の中がどうなっているのかを可視化することで、原因となっている組織をミリ単位で見極め、的確に滑りを引き出す関節操作へとつなげることができるのです。

これから羽ばたくセラピストの卵たちへ

「もっと早く知っておきたかった」と、現場に出た後で後悔しないための、生涯役立つ知恵をお伝えしました。
これからプロとして羽ばたく皆さんが、自信を持って目の前の患者さんに向き合えるよう、今後も教育活動を通じて全力でサポートしていきます。

長引く足の痛みでお悩みの方へ

当院「動きのこだわりテーション」では、今回学生たちに伝えたような「解剖学とエコーに基づく的確な評価」を駆使し、長引く痛みの本当の原因を突き止めて治療します。

痛みの原因を構造から紐解き、患部に負担をかけない滑らかな動作を取り戻すことで、身体は確実に変わります。
足首の痛みや歩行時の不調でお悩みの方は、決して諦めず、ぜひ一度ご相談ください。

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