講演131 臀部痛に対する徒手療法を開催しました
先日行った講演130に続き、今回は「臀部痛に対する徒手療法」をテーマにお話ししました。
臀部の痛みは、腰や股関節の機能低下と密接に関係しており、日常生活の動作にも大きな影響を与えます。そこで今回の講演では、実際の臨床で活かせる徒手療法のコツを、デモンストレーションを交えながら解説しました。
■ 操作のポイントは「触れながら誘導する」こと
臀部痛に対して徒手療法を行う際の重要なポイントは、操作する組織にしっかり触れ、その動きを感じながら大腿骨を適切に誘導することです。
単に関節を動かすのではなく、筋肉や骨、隣接しあう組織の反応を指先で感じ取りながら操作することで、より正確で効果的な治療に繋がります。
■ 参加者の学びと気づき
参加された方々からは、
「組織の動きを的確に感じとるのは初めて」
「大腿骨を正しい方向に導くだけで、臀部の緊張が和らぐことを実感できた」
といった声が寄せられました。
「徒手療法=力強く動かす」ではなく、的確に触れて、必要な方向へ誘導することの大切さを、体感していただけたのではないかと思います。
■ まとめ
今回の講演では、臀部痛に対する徒手療法の実際と、その「感覚」を共有することを重視しました。
今後も臨床で役立つ技術を、講演や勉強会を通じてお伝えしていきます。
医学的視点を日常に。
これからも学びと実践の場を広げていきたいと思います。