今回の勉強会では、「椎間関節と仙腸関節の評価と操作」について取り上げました。
この2つの関節は、どちらも臨床において非常に重要であり、正確な評価と操作ができなければ治療効果は期待できません。

◆ 椎間関節とは?
椎間関節は背骨の関節を形成し、その周囲には関節包・脂肪体・多裂筋、そして多裂筋を支配する神経が存在します。
これらは触診や操作の精度が要求される構造であり、「評価できない=治療できない」と言っても過言ではない部位です。

◆ 仙腸関節と椎間関節の関係性
仙腸関節もまた、体幹や骨盤の安定に関わる重要な関節です。
しかし実は、椎間関節の評価と操作ができるようになると、仙腸関節もより簡単に扱えるようになるのです。
つまり、仙腸関節の治療には椎間関節の理解が欠かせません。

◆ ポイントは「動きの方向」と「力のベクトル」
今回の勉強会で重点的にお伝えしたのは、

関節が動く方向

操作時に加えるべき力の向き(ベクトル)

これらを理解することで、操作は一気に“効く”ものになります。

◆ 優しい刺激で、関節が動く
一人ひとりに、実際にどのくらいの刺激で関節が動くのかを体感してもらいながら、個別指導も行いました。
多くの参加者が、

「こんなに軽くていいんですか?」
「本当に動いてる…!」

と驚かれていましたが、繊細な刺激でもしっかり変化が起こることを、実際に体験していただきました。

◆ 知識を知恵に、知恵を技術に
どれだけ知識を蓄えても、現場で使える技術に落とし込めなければ意味がありません。
そのためには、実技の練習こそが不可欠です。

これからも、

わかりやすく

現場で使える内容を

惜しみなく伝える

そんな勉強会を続けていきたいと思います。

次回の勉強会も、ぜひお楽しみに!