形態構築アプローチという概念に触れ

山嵜勉先生とお話していると

「これは生きる哲学だな」

とよく感じます

 

先生は現在83歳

臨床現場にも出ます

目の前の人が涙をこぼして喜んだり

驚きながら喜んだりするのを隣でよく見ていました

 

先生にしか言えない言葉を隣で聴くたびに

心が震えるといいますか

強烈に記憶に残るのです

 

先生は私に言います

俺もそうだけどさ、

線香の火が短くなっているのは分かるんだよ

でもいつ消えるかが分からねぇんだよ

このくらいの歳になるとな

明日がないと感じる事もある

若いときは未来をよく見つめたりするだろ

でも老人は未来をあまり見つめられないんだよ

だからさ、少しでもその場で良くなったりしたら

明日がさ

未来が少し見えるんじゃないかと思ってるんだ

未来を見つめさせるってのが

モチベーションなんだと思うよ

 

心が震えましたね

改めてそんなことを言われると

考えさせられます

 

理学療法士はリハビリをしますが

リハビリをすることで明日を見つめられたら

とても素敵な事だなと思いました

明日を

前をみて歩く

未来が見えるために

少しでも良くなったと感じられるのが

モチベーションにつながる

 

そういった障害を克服ではなく

軽減させられるためにも

身体機能をできるだけカバーしたり

増やしたり

改善させたりすることって

とっても大切だと先生の臨床をみて思うのです

 

だからこそ形態構築アプローチをしっかり伝承したいと思います

身体について先生とお話したり

仕事についてお話したりする度に

心が震えるというのは

なんと幸せでありがたい事でしょうか

 

長い時間お話しさせてもらったので

お腹が空いて近くのお店にいったときの写真がこちらです

 

先生の優しさが伝わってきませんか(*^-^*)

私も優しさが伝わるような人間になりたいです

 

人に優しい社会をつくるために

動きの質を高め、人生の質を高める仕事を

こだわりを持って行ってまいります