理学療法士土屋元明つちやげんめいの間違えない靴選び
つま先をチェックして
足指の負担を減らす靴選び
「おしゃれは足元から」という言葉があるように、おしゃれな靴と洋服を合わせたりするのはとても楽しいですよね。でも、靴を履いて出かけたら『足の指が痛い…』という経験ありませんか?それは、つま先の形が靴に合っていないのが原因かもしれません。
つま先(指)も人それぞれ違う形をしています。まずは自分がどのタイプのつま先か把握して、自分にあう靴の形状を知りましょう。
あなたのつま先は何タイプ?
エジプトタイプギリシャタイプ親指が一番長い人差し指が一番長い親指〜中指がほぼ同じ長さスクエアタイプ
まず、親指・人差し指・中指を見てください。

●親指~中指がほぼ同じ長さで水平の形をしている人は、スクエアタイプです。
●人差し指が一番長い形をしている人は、ギリシャタイプです。
●親指が一番長い形をしている人は、エジプトタイプです。

自分がどのタイプかを知ったら、今度は靴の形を見てください。
自分に合う靴の形状を知る
靴のつま先部分には、様々な形があります。
足疾患を持っている人には お勧めできませんエジプトタイプ にオススメギリシャタイプ にオススメスクエアタイプ にオススメポインテッドトゥオブリークトゥランドトゥスクエアトゥ

●スクエアタイプの人は、横に広がったような形の靴(スクエアトゥ)がおすすめです。
●ギリシャタイプの人は、人差し指が一番長いため、つま先の真ん中が丸く出ているタイプの靴(ランドトゥ)がおすすめです。
●エジプトタイプの人は、親指が一番長いため、つま先の内側が丸く出ているタイプの靴(オブリークトゥ)がおすすめです。

ちなみに、外反母趾などで足に痛みを持っている人におすすめできないのが、ポインテッドトゥというタイプだと言われています。こうした自分のつま先のタイプを知った上で靴を選ぶと、おしゃれをしつつ指の負担を減らすことができます。
足はカラダの中で一番負担のかかる部分です。ご自分の足をよく知れば、機能的にも自分に合った靴選びが出来て、快適な生活を送ることができます。
もし、ご自分の足についてもっと知りたい、
専門家のアドバイスが欲しいという方は、今すぐご連絡ください。

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医学的視点で選ぶ 扁平足のためのスニーカー
偏平足といっても2つのタイプが存在します。
土踏まずがなく、体重が足の内側に広がるタイプと、踵が内側に倒れることで偏平足のような形になるタイプ(外反扁平足)があります。
これらの扁平足は、カラダの衝撃を吸収する能力が正常な足の人より劣っていますので、ウォーキングやランニングをする際は、衝撃を吸収するスニーカーを選ぶことをオススメします。
外反扁平足扁平足標準的な足立った時の足裏の体重圧
スニーカーを選ぶポイントは8つあります。

  • 衝撃を和らげる
  • 安定性(関節の動きを制御する)
  • 通気性(温度や湿度をコントロールする)
  • フィット性(はき心地が良いか)
  • 軽量性(重さを感じない)
  • 滑らない(グリップが効くからケガをしない)
  • 耐久性(長持ち)
  • 屈曲性(硬くなく、スムーズに蹴り出せる)

です。

扁平足でもある理学療法士の私が靴を選ぶとき、重要視しているのが「痛みの予防」です。そして、そのために「1.衝撃を和らげる」スニーカーをいつも選択しています。
例えば、ランニングで加わるカラダへの衝撃は「体重の約3倍」と言われ、体重が60㎏の人であれば180㎏の衝撃が加わるそうです。この衝撃を和らげるため、足には3つのアーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチが存在しています。
ところが扁平足の場合、カラダの衝撃を和らげるアーチの機能が低下しているため、地面の衝撃を吸収できず、様々な関節に負担をかけます。このため、関節を痛めないために靴を履くという視点でスニーカーを選ぶと良いでしょう。
横アーチ、外側縦アーチ、内側縦アーチ
扁平足の人が、衝撃を吸収して、関節の負担を減らす靴を選ぶポイントは「踵」です。踵部分にあるクッション性のある素材(樹脂フォーム)が堅い地面の衝撃を吸収し、衝撃を緩衝させて、関節痛や怪我から身を守ってくれます。

スニーカーには、マラソンシューズ、レーシングシューズ、ランニングシューズなど様々な種類があり、それぞれ特長があります。
●マラソンシューズの場合、踵に加えてフィット性とグリップ性を重要視しています。
●ランニングシューズは、踵に加えて衝撃緩衝性と安定性を重要視しています。
●レーシングシューズは、踵に加えてマラソンシューズとランニングシューズの中間的な特徴を持っています。

これらの特長を把握した上で、使用用途に応じてシューズを選ぶと良いかと思います。
ちなみに扁平足の私は、ランニングシューズの中でも踵部分の衝撃緩衝性の機能が高いものを選択しています。私の場合、お店で実際に履いてみて、一番踵を強く着いた時の負担と歩きやすさをチェックしています。
さらに人が少ない時を見計らって、少し小走りしたりします(店員さんすいません!)。理由は、機能がいくら良くても、値段がいくら高くても自分の体に合わないことがあるからです。そして最終的に「違和感なく体が勝手に前に進むようなスニーカー」を選択しています。
ちょっと手間暇かかりますが、カラダに合う靴が分かれば、あとは通販などで同じ物を購入することもできます。もし自分に合うスニーカーをお探しでしたら、是非参考にしてみてください。
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